「夏の楽しい水遊び」。【老犬ケア】

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夏の楽しい水遊び

2017.08.27 (老犬ケア)

愛犬の水あそび若いころから水遊びをしていると、いくつになっても老いを感じないほど、川遊びや水遊びが大好きなワンちゃんもいます。

老犬だって、アクティブに川に飛び込むことも。

ただ、若い頃の水遊びと違って、飼い主として気をつけるとも増えてきます。特に気を付けたいのは体温調節です。老犬は若いころより体温調節が苦手で感覚も鈍くなります。飼い主のみなさんがしっかりとサポートしながら、ワンちゃんと一緒に楽しい夏を満喫してください。

今回は水遊びのあとに気をつけたいことを2つご紹介しますので、参考にしてください。

一つ目は体温調節、熱中症や低体温に注意しましょう。

(熱中症)
冷たい水に入っていたのに熱中症?と思われがちですが、川やプールから全身ビショ濡れで上がったあと、タオルで水分を拭きとらず、乾かさないままお昼寝やお散歩をしていると、熱中症のリスクが高まります。
とくに、ダブルコートのワンちゃんは、濡れたまま日光に当たっていると、中の被毛が熱せられ、どんどん蒸れてしまいます。熱が外に出ていかない状態になると被毛にこもった熱で体温が上昇し、熱中症になってしまうケースがあります。

水から上がったあと、泡のようなよだれを垂らし、荒い息をしながら動きたくないといった症状が出たら、すぐに風通しの良い日陰に移動して、意識があればゆっくりと水を飲ませ、濡れたタオルをかけ、保冷剤などで後ろ脚の付け根(鼠径部)を冷やすなどの救急措置が必要です。ぐったりしてしまったときは、すぐに動物病院へ連れていってください。

また、水遊びの最中でも、濡れた水滴がレンズの役割をして、皮膚に日光に光を集中させて、皮膚のヤケドにつながることもあります。ヤケドをさせないためには、こまめに休憩をとって、水滴を拭きとることも大切です。

(低体温)
もう1つは、冷え切ってしまった場合。
山から流れてくる川の水などは、とても冷たいことがあります。
最初は気持ちがよくても、遊び続けているうちにお腹から冷えてしまい、脂肪が冷えると体温の回復に時間がかかります。

もしも水から上がったあとに震えたり痙攣したり、ぐったりした症状がみられたら、タオルなどで水気を取り除き、温めながら、全身をマッサージして体温を回復させてください。ビニール袋の中に地面の温かな砂を詰めて、お腹などを温めるのも救急措置になります。歯ぐきをチェックして、青白くなるチアノーゼが見られたら、すぐに動物病院へ連れていってください。
泳ぎが大好きな老犬は、時間を決めて泳ぐなど、遊び方に気をつけるといいでしょう。

体温調節の次に気を付けたいのは、脱水症。

泳いでいても水分が抜けて、知らぬ間に脱水していることがあります。
人は喉が渇いたと言えますが、老犬は伝えることができませんから、休憩をさせながらこまめに水分補給をさせることが大切です。
遊びすぎると、体力も消耗にもつながり、帰宅してから急に体調を崩すこともあります。
ワンちゃん仲間と遊びに行ったり、ワンちゃんが楽しそう泳いでいると、休憩させるタイミングを失いがちですが、大切な愛犬の体調管理だと思って気を配ることオススメします。

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