老犬が喜ぶこと
2017.11.23 (老犬ケア)
若いころより寝る時間が長くなり、起きていてもぼんやりしていることが多くなった愛犬。
少し寂しさも感じますが、今まで以上にゆっくりした時間が流れ、愛犬と過ごす時間1分1秒が大切に感じられると思います。
犬は人間の4倍近く早く年をとります。それだけに犬の時間は貴重で、元気にはしゃいでいた愛犬は気づくと自分の年齢を超えているということも少なくありません。老犬に飼い主の愛をたっぷり感じてもらうためにできることは、どんなことがあるのでしょうか。
■たくさん声をかけよう
動きが鈍くなった愛犬は、お気に入りのソファーや布団の上で寝ていることも多くあると思います。ただ、寝ながらも目では飼い主の姿を追い、存在を感じながら過ごしています。老犬の視線を感じたら、忙しくても笑顔で目を合わせてあげましょう。
「おはよう」「いい子ね」と一言、声をかけるだけでかまいません。アイコンタクトでの声かけは、耳の遠くなった老犬を安心させ、飼い主の笑顔は老犬の喜びになります。自分の存在を認めてくれているという安心感は、老犬にとってなによりも居心地の良いものです。
■スキンシップも大切に
時間があるときは傍らにいって、ゆっくりと撫でてあげましょう。犬はそれぞれに撫でられて好きな場所が違います。愛犬はどこが好きなのか、飼い主として知っておくのも良いでしょう。ゆっくりと優しく撫で、温もりを与えていきます。
老犬の様子を観察し、リラックスしているのを確認しながら撫でてあげると、飼い主の心もリラックスしてきます。
散歩の後は、足の付け根や背中などをマッサージしてあげることも良いでしょう。筋肉が落ちていないか、痛みを感じている場所はないか、体の表面にできものがないか、観察することもできます。
■短時間でもいいので、お散歩は欠かさず
家の中で過ごすことが多い老犬にとっての散歩は、様々な刺激を感じることのできる大切な時間です。短い時間でもよいので、気分転換をさせてあげましょう。歩行が難しい老犬は無理のない程度でハーネスを使用し、カートのお散歩でもかまいません。
外の空気や匂いでご近所の情報を嗅ぎとり、匂いを感じることで脳も活性します。お散歩仲間に会えば、犬同士の会話を楽しみ、活力にもなります。
お天気がよければ日光浴ができます。人ほどではありませんが、日光浴は骨代謝に必要なビタミンDを合成するという効果があります。
老犬は、傍らで笑顔を見せてくれる飼い主のことが大好きです。お散歩やスキンシップをたくさんとることで、愛犬の笑顔を増やしていきたいですね。
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