施設訪問記 老犬ホームこころはうす
2018.09.02 (老犬ケア)
兵庫県加東市にある「老犬ホームこころはうす」へ訪問し、施設代表の岡田さんにお話をお伺いしてきました。
今年2月にオープンした施設は、レジャーボートや釣りなどが楽しめる東条湖のそばにあり豊かな自然の中で老犬・老猫達がのびのびと過ごせるような環境がそろっています。
岡田さんは、3年前にミニュチュアダックスフンドを飼い始めたそうです。毎朝お散歩をするうち、老犬を飼っているおばあちゃんと知り合いになりました。ある日、その方が「高齢だから、次に飼ったらもう最期までみてあげることはできないから、これが最後の犬なの。」と話していたそうです。
岡田さんは、おばあちゃんの「次は飼えない」という言葉が心にとてもひっかかり、いろいろと調べ始めました。そして、老犬ホームというものがあると知り、事業として始めることを決めたそうです。
そのおばあちゃんに次に会った時に「こういう施設を始めたから、次も飼いや!」と言いたい、そんな気持ちで始めたとお話してくださいました。
施設内は、お預かりする子たちがストレスなく過ごせるように工夫されています。
天候や暑さ寒さによりますが、基本は外で自由な時間をのんびり過ごし、屋内の床を、防水仕様にして、外で遊んだ子達が上がり込んだ時に、多少汚れても掃除がしやすく、いつでも清潔に保つことができます。
冷暖房も完備しており、気温の変化に敏感な老犬も安心して過ごせます。獣医さんが年に2回健康診断に来てくれますが、万が一、お預かり中に具合が悪くなってしまった場合には、症状を飼い主様に報告し、許可をいただいてから動物病院へ行くそうです。
また、離れて暮らす飼い主様に安心していただけるように、お預かり中の様子は定期的にブログで配信しています。ご予約で、ご家族と愛犬とバーベキューをすることも可能です。
「歳をとっても、安心して預けてもらえるような施設づくりが目標です。お預かりする子が、余生を自由に過ごせる老犬ホームにしたいと考えています。」
とお話してくださいました。
ワンちゃんが元気に遊び、スタッフさんと楽しそうに過ごしている施設でした。豊かな自然の中で老犬たちは、ストレスから解放され、自由な日々を過ごすことが出来るでしょう。
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