老犬をドッグランで遊ばせる時の注意点
2018.11.13
若い頃からドッグランで走り回っていた愛犬。年を重ねても、日課としてドッグランに通い、運動をさせる飼い主も多いことでしょう。
いつまでも若々しく、元気に犬友達と遊ぶ姿を見ていたいものですが、注意しておきたいことも少しずつ増えていきます。
適度に運動をさせることは、とても大切なことですから、愛犬の健康状態をよく観察しながらドッグランを活用してストレスを発散させましょう。
■体調チェックを十分にしましょう
犬友達とドッグランで一緒に遊ぶ機会は、飼い主も老犬も楽しみにしていることだと思いますが、若いころと違って、気温の変化や日々の生活環境など、ちょっとしたことでも体調に変化が起きやすい老犬にとって、無理は禁物です。
少しでも疲れ方や食欲などに変化が見られるようであれば、無理に連れて行くことは避けましょう。犬は体調が悪くても、好きな場所や気の合う仲間に会えば、疲れを忘れて動いてしまう傾向があります。そうすると、遊んだ後には疲れだけでなく、体調が急激に悪化することも考えられます。老犬の体調を管理する飼い主としては遊びにブレーキをかけることも大切な健康管理です。
■ドッグランでは急激に走らせない
ランに入って遊び始める時、急激に走らせることは避けましょう。
足腰も弱っている老犬にとって、草の長さや湿り具合で転んでしまうこともあります。まずは、リードをつけたまま一緒にランの中を歩きながら、敷地内の段差や状態をチェックしましょう。
歩くことでウォーミングアップができてからリードをはずして走らせれば、怪我を避けることもできます。
ランが滑りやすいと感じた時は、別の場所で遊ぶ、砂地を選ぶなど、足腰を傷めないように遊ばせる配慮が必要です。
■遊ぶ時間をコントロールする
フリーで遊べるドッグランは、友達がいればいつまでも自由に遊んでしまうこともあるでしょう。老犬本人も気づかぬうちに疲労していることもあるため、飼い主が時間を決めて体力をコントロールする必要があります。
15分に一度はリードをつけて休ませ、水分をとらせるなどして、体調チェックを行いましょう。疲れが見えるようであれば、木陰などを利用してゆっくり十分に休ませます。犬友達が迎えにきても、愛犬が疲れていると感じたら休憩を優先させましょう。
■老犬から目を離さない
ドッグランには犬好きな飼い主が多くいるため、会話も弾みます。お喋りに夢中になると、老犬から目を離しがちですが、ちょっとしたタイミングで老犬が異常を知らせることもあります。それを見逃してはしまっては、大変な事態になることもあります。
ドッグランでは老犬から決して目を離さず、いつでも愛犬がどんな状態にあるのか、チェックしておきましょう。
■まとめ
ドッグランでの犬同士の会話は、ストレス解消になり、若さを保つためにもとても大切な刺激です。日光浴や筋肉を使うことで体の衰えを防ぎ、脳が活性化してボケ防止にもなります。
飼い主にとっても、楽しそうに遊ぶ老犬を見ることは良い想い出になり、犬にも人にもプラスに働きます。老犬の体調を考慮しながら、楽しい時間を過ごしていきましょう。
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