老犬が寝ない!考えられる原因と対策を解説
2022.09.30 (老犬ケア)
老犬になると、寝ている時間が長くなってくるものです。しかし、寝ない場合は何かしらの原因があるかもしれません。
そこで今回は、老犬が寝ない原因と対策について解説していきます。
■ 老犬が寝ない原因とは?
老犬が寝なくなってしまった場合に考えられる原因をいくつかご紹介します。
【飼い主さんに要求がある】
老犬になると、できないことが増えてくるものです。吠えて寝ない場合、「水を飲みたい」「トイレがしたい」「お漏らしをしてベッドや体が汚れている」など、理由があるのかもしれません。
このような場合はできるだけ要求に応えてあげることが大切ですが、生活環境を見直すことで改善できることもあります。
例えば、歩くのが大変そうなら、水飲み場やトイレの近くにベッドを設置する、床にマットを敷く、などの工夫をするとよいでしょう。自力でできることが増えると、愛犬のストレスや飼い主さんの負担も軽減されます。
【不安を感じている】
老犬になって体が思うように動かなくなると不安を感じやすくなり、飼い主さんが近くにいないときに甘えて夜泣きをすることがあります。
そんなときは、寝る前にブラッシングやマッサージなどスキンシップの時間を作ることをオススメします。
寝ないことを叱らずに、優しく撫でたり、声を掛けてあげたりすることで愛犬も安心して眠りにつきやすくなります。不安が大きいなら、愛犬のゲージやクレートを寝室に置いて一緒の部屋で寝てあげるのも効果的です。
【体に痛みや痒みがある】
体のどこかをしきりに舐めている場合は、その部分に痛みや痒みがある可能性が高いです。関節炎や皮膚炎がないか確認しましょう。
関節炎の場合は、痛みを和らげるためにクッションや毛布などを寝床に入れてあげるのも効果的です。皮膚炎がある場合は、清潔に保ち塗り薬などで対処します。
また、重症化する前に動物病院で状態を見てもらうようにしましょう。
【病気】
食欲がない、元気がない、呼吸が苦しそう、などの症状がみられた場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。心臓病や腎臓病、肝障害など、緊急性が高い病気の可能性もあります。
これらの疾患は命に関わることもあるため、夜中であっても朝まで様子を見ずに、夜間救急動物病院に連絡をとりましょう。
【認知症】
老犬の場合、認知症も考えられます。
生活が昼夜逆転したり、同じところをグルグルと歩き回ったりと以前と違う行動がないか観察しましょう。
認知症を発症すると介護が必要になるので、早めに動物病院に相談して対処法などを確認しておくと安心です。
◾ まとめ
愛犬が寝ないときは、何かしら原因があって辛い思いをしているのかもしれません。
睡眠不足が続くと体や精神に影響を及ぼすため、原因を見つけてできるだけサポートしてあげましょう。
寝られない状態が続くようなら、早めにかかりつけの動物病院に相談することをオススメします。
(医療監修:獣医師 先崎直子)
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