犬のおやつにゼリーは大丈夫?注意点をご紹介
2023.07.31 (老犬ケア)
暑い夏がやってきて、愛犬の暑さ対策を行なっている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
暑い日のおやつとして見かけるのが、人も涼しげに感じるゼリーです。
今回は、愛犬のおやつにゼリーを与えても良いか解説するとともに、注意すべきポイントもご紹介します。
■ ゼリーは老犬や食欲不振な犬には最適
結論からお伝えすると、犬のおやつにゼリーを与えても問題ありません。特に、老犬や食欲不振の愛犬にはおすすめです。
人も体調不良の際にエネルギー補給としてゼリーを食べることがあるかと思います。犬用のゼリーも柔らかく食べやすいため、老犬や食欲不振、体調不良の愛犬でも食べやすく簡単に栄養補給として利用できます。
■ 少量なら人用でも大丈夫
犬用ゼリーだけでなく、人用ゼリーでも少量であれば与えても問題ありません。
なるべく犬用ゼリーを与えるのが良いですが、手元にない場合は人用ゼリーを少量使って代用してみましょう。
ただし、人用のゼリーは人工甘味料やフルーツなど多くのものが添加されているため、大量に摂取すると愛犬の体に影響が現れます。
また、もし人用ゼリーをあげる場合、下記のような成分が含まれるものは避けましょう。
【犬にNGな成分】
・ぶどう
・チョコレート
・キシリトールなど愛犬が中毒やアレルギーが発生する可能性がある食材
■ あげる時のポイント
愛犬に犬用ゼリーをあげるときは、下記のようなポイントに注意しましょう。
【与えすぎに注意】
ゼリーは食べやすいため愛犬が多く欲しがるかもしれませんが、大量に与えるのはやめましょう。
ゼリーは一般的に果汁、糖分、ゼラチンを固めたものです。余分に摂取してしまうと肥満の原因にもなります。
ドッグフードの総合栄養食を主体として、おやつとして与えるようにしましょう。
【つまらせないように少量ずつ】
人もそうですが、勢いよくゼリーを食べると喉につまらせる場合があります。愛犬も美味しいからといって、急いで食べてしまうと危険ですので、少量ずつ与えてみましょう。
【アレルギーに注意】
犬用ゼリーでもアレルギーを発症する場合があります。
ゼリーの原料となるゼラチンは、アレルギーを引き起こす原因になることがあります。初めて与える場合は、動物病院が開いている時間に少量与えて様子をみてください。
特に老犬や食欲不振の愛犬に、嘔吐・下痢といった症状が見られた場合はすぐに動物病院に相談しましょう。
◾ まとめ
夏にぴったりなゼリーは、食が細くなってしまった老犬や食欲不振の愛犬の影響補給としてもおすすめです。ゼリーをシャーベット状にして、夏を涼しく乗り切るのも良いでしょう。
ご紹介した注意点を守り、愛犬の体調に合わせてゼリーを楽しみましょう。
(医療監修:獣医師 先崎直子)
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