老犬とドッグランへ行こう! メリットや注意点を解説
2023.10.19 (老犬ケア)
日中の暑さが落ち着き、体を動かしやすい季節になりました。スポーツの秋は、犬にとっても体を動かしやすい季節です。
毎日の散歩から気分を変えて、愛犬とドッグランへ行ってみませんか?
今回は、老犬とドッグランへ行くことのメリットや注意したいことなどを解説します。
■ 老犬がドッグランへ行くメリット
◯ いつもと違う環境が脳を活性化させる
毎日の散歩も犬にとっては大切な刺激ですが、いつもとは違う場所へ行くことは、見る景色も匂いも違い、とても良い刺激となります。
ドッグランへ行かないと会えない犬友達や、新し出会いもあるでしょう。さまざまな犬種が集まるドッグランでは、いつもと違う音もたくさんあります。
こうした五感への新しい刺激は、脳の情報伝達を活性化し、ボケ防止やストレスの発散を助けます。
◯ 筋肉や内臓に良い刺激になる
広々としたフィールドでは、いつも以上に体を大きく動かすことができます。
走ったり、ジャンプしたり、体を大きく動かすことはストレッチ効果があり、血行を促進させます。内臓へも良い刺激となるでしょう。
■ ドッグランへ行く際の注意点
● 愛犬の体調をよく観察し、無理をさせない
犬も歳を取ると、環境の変化についていけなくなる場合があります。愛犬が疲れている、嫌がっている、そんなときは無理をさせないことも大切です。
● 急に走らせない
にぎやかなドッグランに来ると気分が高揚し、興奮状態になる場合があります。興奮していると急に走りたくなりますが、ここは一旦落ち着かせましょう。
愛犬の体に負担にならないよう、徐々に慣らしながら動くようにしていきます。
● こまめに休憩を取る
犬も楽しくなると時間を忘れてはしゃいでしまいます。
自分の体力を忘れて走り続ければ、あとで疲れが出ます。体調を崩してしまうこともありますので、長時間続けて体を動かさないよう、休憩を取りましょう。こまめな水分補給も忘れずに行います。
● 愛犬から目を離さない
上記のことから、愛犬から目を離さず、しっかりと見ていることが大切です。飼い主さん同士での会話に夢中になると、愛犬から目が離れやすくなります。
老犬は体調の変化もしやすく、怪我のリスクもありますので、注意して観察しましょう。
■ ドッグランへ行く前に知っておきたいこと
犬の大きさによってエリアが分けられているか、愛犬の犬種は入場できるか、といったことを事前に調べておくとよいでしょう。
また、ドッグランの地面の様子や舗装材の種類がわかるとよいでしょう。
舗装材には、天然芝、人工芝、ウッドチップ、ゴムチップなどがあり、犬の足に負担がないよう配慮されているところが多くあります。
しかし、公園の一角をドッグランにしているところなどで、草が生えていない土の地面の場合は、水はけが悪いことがあります。
雨上がりなどに水たまりができやすく、体が濡れたり泥だらけになったりすることを考慮しましょう。
◾ まとめ
ドッグランの広々としたフィールドは、訪れるだけでも犬にとって良い刺激となります。
体をたくさん動かすことができれば普段あまり使っていない筋肉を刺激し、体力や若さを維持することもできます。
飼い主さんにとっても気分転換になり楽しい時間を過ごせるのではないでしょうか。
(医療監修:獣医師 先崎直子)
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