老犬に服を着せるメリットは?介護服についても解説
2024.03.27 (老犬ケア)
愛犬に洋服を着せている飼い主さんも多いかと思います。老犬になっても愛犬に洋服を着せるべきなのでしょうか。
実は、老犬が介護を必要になった際に便利な介護服という洋服もあります。今回は、老犬の洋服についての解説や、介護服について紹介します。
■ 老犬に洋服を着せるメリット
老犬に洋服を着せるのは、負担になってしまうのではないかと考える方も少なからずいらっしゃるでしょう。老犬へ洋服を着せるメリットは以下の通りです。
・体温調整の補助
・汚れや害虫の防止
・皮膚病の悪化防止
・抜け毛対策
・被毛の汚れ対策
老犬になると体温調整機能が低下します。特に冬場の散歩などは、老犬にとって心臓や体に負担がかかることがあります。洋服を着せて体温調整をサポートしてあげるのがおすすめです。
ただし、過度に着せすぎてしまうと、熱中症の要因になることもあります。愛犬の様子を見ながら適切に調整してあげましょう。
■ 洋服を着せる時の注意点
愛犬が今まで洋服を着たことがない場合は、愛犬の様子をみながらゆっくり慣れさせましょう。
特に、老犬になると関節が硬くなり、洋服を着ることが難しい場合もあります。愛犬が嫌がり負担になるのであれば、無理に洋服は着せないようにしましょう。
■ 介護服について
老犬の洋服について調べると、介護服という言葉を目にするかもしれません。介護服とは愛犬の体への負担を軽減させるようにデザインされている服のことで、飼い主さんの介護負担も軽減できるようになっています。
介護服には、歩行をサポートするものもあり、散歩が難しくなった愛犬にも活用できます。散歩は犬にとって大切な時間です。快適な生活のために使ってみるのも良いかもしれません。
介護服は目的に合わせて、デザインが異なります。試してみたい方は一度獣医師に相談してみてください。
■ 愛犬の様子に合わせて考えてみよう
洋服は老犬にとって多くのメリットがあります。しかし、関節が動かない場合は無理に着せてしまうと逆に負担となりますので注意しましょう。その場合は、愛犬にとっても飼い主さんにとっても負担の少ない介護服を選択してみてはいかがでしょうか。
愛犬の状態や目的に合わせて介護服を取り入れることで、愛犬と飼い主さんの生活の質が向上する可能性があります。かかりつけの獣医師に相談しながら選択してみてはいかがでしょうか。
(医療監修:獣医師 先崎直子)
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