老犬になっても海や川へ行っても大丈夫?
2024.07.16 (老犬ケア)
アクティビティがぴったりな季節になると、愛犬とどこかへ遠出したくなるものです。中でも、海や川は水遊びが好きな愛犬にとっては楽しい場所と言えるでしょう。
しかし、老犬になってくると海や川に行っても大丈夫かと心配になります。そこで、今回は老犬になっても海や川で楽しむための注意点についてお伝えします。
■ 犬と海水浴や川遊びをする際の気を付けるポイント
犬と一緒に海水浴や川遊びをする際は、以下のポイントに注意しましょう。
・犬の侵入禁止区域
海水浴場や川では、犬を連れて入れない場所も数多く存在します。訪れる場所が犬の侵入禁止区域ではないか確認しましょう。
・リードは離さない
広い空間や、いつもと違う空間は犬も興奮してしまいます。どこかへ行ったり、他の人への迷惑になったりしないように、必ずリードをつけましょう。
また、浮き輪やボールに愛犬の爪が当たって破れてしまうこともあります。浮き輪やボールが愛犬の近くにきたら、爪が当たらないように注意も必要です。
・排泄物の処理
海や川では、裸足で歩く人も少なくありません。必ず排泄物の処理を行いましょう。
■ 老犬が海水浴や川遊びで特に注意すること
老犬の場合は、飼い主さんは以下のようなポイントにより一層注意しましょう。
・出発前の体調確認
外出の際は、愛犬の体調に問題がないかしっかり確認しましょう。少しでも異変があるのであれば外出を控えることが大切です。
・誤飲誤食
海や川には、いろいろなものが落ちています。愛犬が誤って食べてしまわないように注意しましょう。
・日陰や休む場所を用意する
海や川へ訪れる際は、気温が高い場合もあります。暑さは老犬にとって負担となるため、日陰やテントを張って休む場所を用意する工夫もしましょう。暑すぎる日であれば、無理せず外出を中止することも大切です。
・体の変化に注意
砂浜や岩での火傷や怪我、海水で皮膚トラブルに気を付けましょう。老犬になると刺激に敏感になり、思わぬ怪我や病気につながることもあります。遊んでいる際も愛犬の様子をよく観察しましょう。
・訪れる時間の調整
老犬の体の負担を考えると、長時間遊ばせるよりも短時間で楽しむことを心掛けましょう。できるだけ涼しい時間帯を選ぶと愛犬も飼い主さんも快適に過ごせるでしょう。
■ まとめ
愛犬にとって、海や川への遠出は刺激にもなり楽しい時間になることでしょう。しかし、老犬ににとって体への負担が大きい場合もあるため、過ごし方に注意しながら愛犬との思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
愛犬の体調に不安がある場合は、外出前に獣医師に相談することをおすすめします。
また、水辺はレプトスピラ症の感染リスクの高い場所なので、体調を見ながら、動物病院でワクチン接種の相談をしておくとよいでしょう。
(医療監修:獣医師 先崎直子)
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