老犬でもペットシッターを利用しても大丈夫?
2024.07.30 (老犬ケア)
愛犬との生活では、買い物や旅行など家を留守にする場面が出てきます。その際に、ペットシッターを検討する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
若い犬であれば、特に問題なく利用できますが、老犬の場合は利用ができるか心配になる方も少なくありません。
今回は、老犬がペットシッターを利用する際の注意点について解説します。
■ 老犬でもペットシッターの利用は可能?
ペットシッターの利用は可能ですが、対応できない場合もあります。 利用する際には、以下を確認しましょう。
・何歳まで受け入れ可能か
・介護が必要な場合、どの程度の対応が可能か
・愛犬が飼い主以外の人に慣れているか
ペットの状況によっては利用できない可能性も考えられるため、お世話の内容は事前に明確にしておくことが大切です。
老犬になると、性格が変化し、飼い主以外に警戒心を示し威嚇してしまうこともあります。その場合は、無理に利用せず愛犬に寄り添ってあげましょう。
■ 老犬のペットシッター利用の注意点
老犬をペットシッターに預ける場合、普段と環境が異なるため愛犬が不安を感じることがあります。そのため、以下のようなポイントに注意が必要です。
・事前にペットシッターと顔合わせをし、突然の訪問に不安を感じないようにする
・お世話の内容を明確に伝える
・食事や散歩など注意が必要な点を伝える
・最近の愛犬の好みや苦手なことを伝える
特に、愛犬に看病や介護が必要な場合は、ペットシッターに注意点を伝えることが大切です。排泄の時間や食事量など、体調に大きく関わる内容は細かく伝えましょう。
ペットシッターの中には、老犬介護士の資格を持つ方もいるため、愛犬に介護が必要な場合は、そのようなペットシッターを選ぶのも一つの方法です。
また、事前に獣医師にも相談し、ペットシッターの利用についての注意点を確認しておくのも良いでしょう。
■ ペットシッターをうまく利用して、愛犬との生活を楽しもう!
愛犬が老犬になっても、ペットシッターを利用することは可能です。
愛犬の世話をずっとしていきたいと考えていても、時には飼い主さんにも一人で行わなければならない用事や息抜きが必要な場合もあります。その際には、頼りになるペットシッターをうまく利用しながら、愛犬との生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。
(医療監修:獣医師 先崎直子)
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