里帰りの機会には愛犬の話も
2015.08.12 (老犬ケア)
いよいよお盆休みのスタート。
久々の帰省という、ご家族も多いと思います。
田舎のお爺ちゃん、お婆ちゃんとは募る話もあると思いますが、ゆっくり話せる大切な機会なので、万が一に備えた話をされるの方もいるのではないでしょうか?
最近では、自分たちが死んだ後の希望を伝えるため、エンディングノートなどの作成をする方も増えてきました。
エンディングノートの作成に限らず、資産、葬儀、お墓、延命治療、介護などに関して、ご家族で話し合いをしておくことは大事です。
帰省の機会に、それらについて話し合うのも良いと思います。
ご両親が愛犬を飼っている場合、愛犬をどうするかも、話し合うことをお勧めします。
老犬ケアへのお問合せでも、ご両親が亡くなった、体調不良で入院することになったなどで、愛犬の世話をどうすれば良いかというものが多くあります。
このような場合、以下の3つが考えられます。
1.親族の誰かが引き取り、愛犬の世話をする
2.里親を探す
3.老犬ホームなどの施設に預ける
1.親族の誰かが引き取り、愛犬の世話をする
ペット飼育不可のマンションに住んでいる、家族にアレルギーがある、家族全員が働いてほとんど家にいないなど、それぞれの家族に事情があり、なかなか引き受けられる家族がみつからないことも多くあります。
また、愛犬が高齢だったり、持病があったりすると、医療費等がかさむため、その負担ができないという場合もあります。
ご親族で預かる場合、誰が引き受けるかだけでなく、誰が飼育費用を負担するかも話し合いましょう。
2.里親探しをする
ボランティアやNPO団体に依頼して、新しい飼い主を捜してもらいます。
ただし、高齢犬や障害を持った犬の場合、里親探しは難しくなります。
費用負担が必要な場合もあるので、早目に情報収集をしておくと良いでしょう。
ただ、長期入院などで、退院後にまた愛犬と暮らしたい場合はこの方法は向きません。
3.老犬ホームなどの施設に預ける
老犬ホームといっても、全国各地に色々な施設があります。
自宅の近くがいいのか、ご両親が眠るお墓の近くがいいのか、あるいはご親族が頻繁に面会に行けるところが良いのかなどの立地だけでなく、空調設備、ドッグラン、動物病院の併設など、各老犬ホームの設備や、介護スタッフについても、どのようにしたいか、話し合っておきましょう。
費用負担も必要なので、その話し合いも必要です。
愛犬のことは複雑に事情が絡みあい、決めるのに時間がかかります。
一方、命あるものなので、万が一の時にはその翌日から対応に迫られる問題でもあります。
その時になって慌てないよう、今のうちにご家族で愛犬の余生の送り方をゆっくり話し合ってみてはいかがでしょうか?
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