愛犬の小さなサイン2
2015.09.30 (老犬ケア)
季節の変わり目、あなたの愛犬の体調はいかがですか?
犬は、人間の赤ちゃんと同じように体調を言葉で伝えることができません。
愛犬の小さなサインに気付くためにどんなことに気をつければよいでしょうか。
以前のコラムで、普段から愛犬の全身を触っておくようにすることが大切であることをお伝えしましたが、その他「食事の様子」や「体のにおい」も、体調を把握するのに役立ちます。
<食事の様子>
愛犬の食欲がないことは、気づきやすいかと思います。
いつも元気にたくさん食べていた愛犬の食欲がなくなったら心配ですよね。
では、水を飲む量が減った時は気づくでしょうか。
体調が悪くなると、水を飲む量が減ったり、逆に極端に増えたりする場合があります。
すぐに気付いてあげられるように、愛犬の飲水量は把握しておきましょう。
また、便の色・形・回数、尿の量・回数も体調のバロメーターです。
よく観察するようにしましょう。
<体のにおい>
犬は、「体のにおい」にも体調の変化が現れます。
たとえば、口臭。急に口臭が強くなっていたりしませんか。
口臭の原因は、ほとんど歯肉炎や歯石の沈着などの口腔内トラブルが原因ですが、糖尿病や呼吸器系や消化器系腫瘍などの疾病が原因の場合もあるのです。
また、耳の臭いも注意が必要です。
健康な犬の場合、耳の臭いはほぼ感じられないものです。
耳の臭いの原因は、外耳炎、アレルギー、皮膚病、耳ダニ感染症などが考えられます。
耳はデリケートな器官なので、変化を感じたらすぐに病院に相談するようにしましょう。
特定の器官ではなく、全身が臭い場合は、膿皮症や脂漏症などの皮膚の病気である可能性があります。
全国の老犬ホームでも、こういった老犬の変化を見逃さないよう、スタッフの皆さんが介護をしています。
ぜひご自宅で老犬介護をされている飼い主さんも、愛犬の小さなサインに気付けるよう、普段からスキンシップをとる時に意識してみてください。
老犬介護ノウハウ「食事(ご飯)の介護」はこちら
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