大事なのはご家族での話し合いと助け合い(老犬ケアへの相談から2)
2015.12.02 (老犬ケア)
私たち老犬ケアにいただいた電話相談の事例をお伝えします。
先日お電話いただいたのは、15歳のミニチュアダックスフンドを飼われている女性。
もともとご主人が飼い始めたのですが、そのご主人が体調を崩して入院が必要になり、奥様おひとりで愛犬を世話することになったそうです。
ただ、奥様もリウマチの持病があり、体調が万全ではないとのこと。
マンション暮らしのため、共有部を連れて歩くのも大変でした。
ひとりで飼い続けるのが難しいと感じ、老犬ケア相談デスクにお電話をいただき、老犬ホームへの預け入れの日程も決められました。
しかし、再度ご家族で相談したところ、入院しているご主人が反対され、もう少し自宅で頑張って飼い続けることにしたとのこと。
ご主人の「飼い犬を預けるなんて!」という気持ちもわかる。
もちろん、飼い主と愛犬が一緒にいるのが一番の幸せであることは間違いない。
けれど、自分ひとりで飼い続ける自信もない。
奥様はそんな思いを抱えて悩みを抱えていらっしゃいました。
そこで、親族全員で助けあえないか模索してみることをご提案しました。
一時的に親族に預けながら飼い続けられる方もいらっしゃるので、再度ご家族でよく相談されることをお勧めしました。
それでも難しい時は、老犬ホームに短期で預けて、奥様の体調を回復するのを優先させる方法をお話しました。
老犬ホームに預け入れるというと、長期をイメージされる方が多いのですが、短期の受け入れを行っている老犬ホームもあります。
また長期の預け入れの場合でも、送迎サービスを持っている老犬ホームもあり、自宅などへの外泊も可能です。
ですので、老犬ホームに会いに通うのが困難でも、定期的に自宅や介護施設などに愛犬を連れてきてもらい、老犬ホームに預けながらも、一緒に過ごし続けることもできるのです。
そんなお話をさせていただきました。
最後は奥様も少し気が楽になったようなお声をされていました。
老犬ホームに預け入れるのは大変な決断ですが、私たち老犬ケアは飼い主の方と一緒に考え、そのご家族、愛犬に合った方法をご提案させていただきたいと思います。
■老犬ケア相談デスク
電話:0120-732-303(平日10:00~17:00)
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