ホリスティック医療への取り組み ふぅ動物病院1
2016.01.28
東京都青梅市にある、ふぅ動物病院。
17歳の一頭のヨークシャテリアが治療に訪れていました。
そのワンちゃんに施されていた治療はマッサージ、鍼灸です。
まずは全身のマッサージからはじまります。
マッサージでは、こわばった筋肉をほぐし、本来あるべき正しい場所に戻していきます。マッサージが始まるとワンちゃんはうっとりとした表情を浮かべ、体を鈴木院長に任せます。
うっすらと鼻水が出てきたら、体が温まってきたサイン。
いよいよお灸の開始です。
もぐさを入れた温灸器を、経絡の流れにそって動かして行きます。お灸は体の表面だけでなく、内部まで温め、血液の循環を促進する作用があるとのことです。
そして最後に針に移ります。
針は人間の美容用針を使い、その日の体の状態を見ながら、必要な場所に刺していきます。
施術は合計30分ほどで終了。
驚いたのは施術後のワンちゃんの様子です。
施術までには一歩を踏み出すのに懸命といった様子とは別の犬のように、17歳という高齢の割には元気に歩くようになるのです。
施術が終わった日は、いつも散歩中に会う近所の方に「今日は元気ね!」と声を掛けられるんですと飼い主の方がおっしゃっていました。
その変貌ぶりは、散歩であったお婆ちゃんが「私もそのマッサージと針灸を受けたいわ」と言うくらいだそうです。
ワンちゃんを愛しそうに抱きかかえながら、ふぅ動物病院を後にする飼い主の後姿も、こころなしか愛犬同様、来院時よりすこし元気になったように感じました。
次回以降のコラムでは、鈴木院長のホリスティック医療への取り組みや、老犬介護への想いについてお届けします。
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