京都老犬ホームあん訪問

2016.05.09　（老犬ケア）

老犬ホームアンの画像やや以前になりますが、2月に老犬ホームあんに訪問してまいりました。

老犬ホームあんは、京都府京丹波町の自然豊かな別荘地「やすらぎの郷」の中に位置する、福島さん夫妻が運営する老犬の長期預かり施設です。

元々犬好きだった、福島さん夫妻。

夫の耕太郎さんは会社員だった頃から、いつか自宅で飼い続けることが難しくなった飼い主をサポートするようなサービスをしようと考えられていたそうです。

それは以前にお子様がワンちゃんを拾ってきた時に、自宅に居た愛犬と相性が合わず、やむなく長期お預けをしなければならなかった経験からきた想いでした。

奥様は以前、老人介護施設に勤めていたとのこと。
その老人介護施設は「神々が休息する場所、穏やかな空間の提供」を目指していました。
大の犬好きである福島さん夫妻が、その場所・空間を老犬たちにも提供したいと思うのは自然の流れだったのでしょう。

老犬ホームあんでは、元気なワンちゃんには、老犬であっても一日4回(7時,11時,16時,21時頃)とできる限り多く散歩や運動をさせたり、他の犬との交流などの刺激を与え、自宅以上に穏やかで、犬らしい生活を送れるよう配慮しています。

また、愛犬たちを預けなければならなくなった、飼い主の辛い気持ちに寄り添うことも忘れていません。

飼い主が愛犬の様子を見守れるよう、毎日100枚近い写真を撮影、選定したうえで、2時間以上もかけてブログへアップしています。

手間にはなるけれど、飼い主様の心が少しでも穏やかになってくれるなら、苦労は厭わないと福島さん夫妻は笑顔でおっしゃいました。

老犬ホーム預かりの費用も、4年を超えると入居費用が半額、5年を超えると無料になります。これは「飼い主様に愛犬が少しでも長く幸せに余生を送って欲しいと思ってもらいたい。そのために入居が長期に及んだ際の費用を軽くてあげたい」という想いゆえの料金設定だそうです。

福島さん夫妻の想いの詰まった施設、老犬ホームあん。