老犬ホーム訪問記 ペットケアステーション大阪
2016.11.14 (老犬ケア)
大阪の堺市にあるペットケアステーション大阪に訪問してまいりました。
ペットケアステーション大阪は自宅での介護、看取りのサポートを目指した施設です。
生活のすべてをサポートするのではなく、老犬たちができることはできるだけ自分たちにやらせる、自立支援を中心としています。そうすることで老犬の体の機能維持や、自立した生活を促すのです。
施設責任者の杉原さんの自宅も兼ねている施設は、堺市の住宅街の中に位置します。ご自宅の一階を改装したお部屋は、ワンちゃんたちが自宅で過ごしてきた環境にできるだけ近づけたいとの想いが伝わってきます。
お預かりを少ない頭数に制限しているのも、一頭一頭のスペースを広く取れるようにとの杉原さんの想いからです。
そんな杉原さんがペットケアステーション大阪をはじめたきっかけは、8歳になる愛犬シェパードの存在です。
大型犬の愛犬が高齢期を迎えるにあたり、どうやってお世話をしてあげれば良いかと思い、その知識を得るために愛犬介護のセミナーに参加、その後ペットケアステーション大阪を開業することになります。
もともと動物看護士、そして人間の介護の仕事に携わっていた杉原さんにとって、老犬介護は天職だったのでしょう。
「愛犬介護のためにあきらめないで」
杉原さんに愛犬の介護にあたる飼い主様へのメッセージをお願いしたところ、こんな言葉がかえってきました。
愛情を注いでくれた愛犬たちのために、介護をしてあげることが飼い主の責任であることは言うまでもありません。
でも、必要以上に自分たちの生活を制限しないで欲しいのです。
私たちのような訪問看護や、ショートステイなどのサービスをうまく活用しながら、飼い主自身も潤いのある生活を送ること、これが飼い主、愛犬の双方にとって必要なことだと思うのです。
杉原さんはそうお話を締めくくられました。
愛犬、飼い主がともに幸せに過ごすこと。
これは老犬介護に限らず、愛犬と暮らす時間すべてに言えることでしょう。
ペットケアステーション大阪はそんな飼い主と愛犬の強い味方になるだろうと感じました。
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