老化の予防(アンチエイジング)
シニア期に入ると、「歩くのが遅くなったな」「最近遊ばなくなったな」と感じられることがあるかと思います。
老化に伴い、足腰が弱くなったり、認知機能が弱くなってきますが、日常生活で様々な工夫をすることで、そのスピードを遅くすることができます。
楽しみながら、アンチエイジングを生活に取り入れてみませんか。
以下の老化予防(アンチエイジング)の方法を参考にしてください。
1.マッサージ
年をとるにつれて、筋肉が硬くなり、関節の柔軟性が落ち、足腰を痛めやすくなります。特に寝起きは体が硬く、うまく動かないことがあります。
マッサージをすると、筋肉が柔らかくなり、関節が動きやすくなるだけでなく、血流もよくなるので、毛づやがよくなり、内臓の働きを助けます。また、上手にマッサージがすると、愛犬がとてもリラックスします。特に体が冷えやすい冬場には、腰にホットパックをあてて、体を温めてからマッサージをするとより効果的です。
マッサージに慣れていないワンちゃんには、無理やりやろうとすると、マッサージ嫌いになってしまうことがあるので、肩や背中、胸など、比較的受け入れてくれやすい場所から軽くなでるところから始めてみましょう。
マッサージをすると血流が良くなるので、夏場や心臓、気管、肺に持病を持っている愛犬には、ハアハア言わない程度に行うことが大切です。愛犬の表情をみながら、力を徐々に加減していくようにしましょう。
出血、熱、骨折、強い炎症、癌のある場所、強い痛みがある場所には行ってはいけません。
持病がある場合には、マッサージをしてよいか、動物病院で相談してから行うようにしましょう。
2.ストレッチ
ストレッチをマッサージに加えるとさらに筋肉や関節の柔軟性があがり、体の動きが滑らかになります。
ただし、やり方や力加減を正しく行わないと、逆に筋肉や関節を痛めてしまいます。
最初は飼い主が力を掛けるストレッチではなく、愛犬が自分で体を動かすようなストレッチを試しましょう。
具体的には、お散歩の時にジグザグに歩いたり、写真のように、愛犬を足の間に挟んで体を固定し、オヤツを使って頭を上下左右に誘導させるようにストレッチをします。
骨や筋肉、関節に持病がある場合は動物病院で相談してから行うようにしてください。
特に老犬は筋肉、関節の可動域が狭くなっているので、無理にストレッチをするとかえって体を痛めることになります。
3.お散歩の工夫
無理のない範囲での階段の上り下り、坂道の上り下りは、平地を歩くより筋肉を使うので、お散歩のコースの中に取り入れるとよいでしょう。ジャリ道など、下が不安定な所を、無理のない範囲で歩くこともバランス感覚を養う効果があります。
お散歩コースを時には変えることも、よい刺激になります。
お天気や体調を見ながら距離やコースを選んでみましょう。
4.サプリメント(栄養補助食品)
一般的に認知機能対策としてDHA、EPA、関節のサポートとしてコンドロイチン、グルコサミンなどが知られています。ただし、ワンちゃんの状態、普段食べているフード、他に飲んでいるお薬、サプリメントとの兼ね合いがあるので、新しく取り入れる場合は、一度動物病院で相談したほうが良いでしょう。
老犬介護用品(サプリメント)はこちら
5.頭のトレーニング(脳トレ)
かくれんぼ、宝物探しなどの遊びは、ワンちゃんが楽しんで、頭や五感をフルに使うので、お勧めです。探し物を見つけた時には、とても嬉しそうにするワンちゃんが多いです。
最初は探しやすい場所、匂いの強い宝物を用意し、見つけやすいところから始め、徐々に難易度をあげていきましょう。
市販の知育おもちゃを利用してもよいでしょう。
老犬介護用品(認知症予防)はこちら
PR
PR