老犬ホーム 花園牧場
2015.05.31 (老犬ケア)
千葉県外房有料道路の誉田インターのほど近くにある、老犬ホーム花園牧場に取材に行ってまいりました。
花園牧場は2009年の開設で、7年目を迎えようとしている老犬ホームです。
ペットの高齢化が進むなか、老犬・要介護犬を預かる施設が必要なのではないかと考え、先代オーナーが開設を決意されたとのことです。
先代オーナーが病気で他界された後、奥様がその遺志を引き継ぎ、現オーナーとして運営をされています。
施設は3,000坪の広い敷地のなかに4つの犬舎があり、ゆったりとした広めの部屋が一頭ごとに割り当てられています。
企画管理部長の宮田様にお話をお伺いすると、老犬ホーム運営では次の4点を心がけているとのことでした。
1.徹底した衛生管理
基本中の基本ですが、衛生管理が最も重要。
老犬ホームでは多くの犬をお預かりしているので、病気など不測の事態が起きないよう、徹底的に衛生管理を実施している。
2.身の丈にあった施設増設
多くの入居希望をいただき、入居をお待ちいただくこともあるが、一気に施設を増設することはしない。
犬をしっかりとお世話できる人材を育成するスピードに合わせて、施設を増設し、ご要望にお応えしていこうと思う。
3.愛犬の状態把握
お預かりしている愛犬一頭一頭に常に目を配り、体調の把握に努めている。
愛犬の個性や状態を把握することが、愛犬のストレスない生活につながると考えているので、それが把握できない短期のお預かりはお断りしている。
4.飼い主との密なコミュニケーション
愛犬のちょっとした変化でも、常に飼い主に連絡するようにしている。
それによって、飼い主の意思を踏まえた介護や治療方針を迅速に決定、実行することが可能になる。
特に印象に残ったのは、「1.徹底した衛生管理」と「2.身の丈にあった施設増設」というお話でした。
大切な愛犬をお預かりするプロとして、基本に徹底的にこだわる、そして介護品質の向上に努力し続ける、無理な施設拡大は絶対にしない。
宮田様の穏やかな表情のなかに、花園牧場のそんな強い意志を感じました。
こういった方々が老犬ホームがより良いものに進化させ、介護に困っている飼い主をサポートする力が大きくなっていく。
そんなことを感じた取材でした。
老犬ホーム 花園牧場への問い合わせ、詳細はこちら
https://www.rouken-care.jp/facility/hm0009/
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