老犬ホームを選ぶ理由5
2015.07.23
今日も、愛犬を老犬ホームに預けた飼い主さんのお声をご紹介します。
今回の飼い主さんは、飼っていた老犬が椎間板ヘルニアで下半身付随になり、老犬ホームへの預け入れを決意された50代男性のHさんです。
Hさんは奥様を亡くされた後、3年程、おひとりで愛犬と生活されていました。
ある日、急に愛犬が後ろ足をひきづるようになり、排便の体制がとれなくなったそうです。
急遽、動物病院に連れて行ったところ、椎間板ヘルニアと診断され、そのまま入院、手術を受けました。
術後、2,3週間入院しましたが、残念ながら、歩行はもう難しいという診断でした。
愛犬が入院中、Hさんは老犬ホームに連絡を取り、施設の方に自宅介護について相談されたそうです。
自宅で飼い続けたいという愛犬への思いが伝わってきます。
下半身付随の愛犬の介護には、介護用の部屋、汚れ物用洗濯機の準備、愛犬が動き廻った際に後ろ足・腹部をこすることへの対応も必要と聞き、仕事をしながらひとりで介護ができるか不安になったそうです。
<老犬ホームに決めた理由>
その老犬ホームは広々とした環境で、スタッフの人柄も素晴らしく、専門性もあり、ホームページも充実していて日々の愛犬の状況がわかることに安心感を持ち、Hさんは預け入れを決意されます。
自宅から面会に行ける距離であったことも決め手でした。
最後まで一緒に暮らしてあげられなかったという気持ちもあり、せめておやつを持って会いに行ってあげたいと思っていたからです。
愛犬が退院した日にそのまま老犬ホームへと連れて行きました。
老犬ホームへ向かう途中「一緒にいれなくてごめんね」と何度も愛犬に謝ったと、苦しい胸の内を話してくださいました。今も2週間に一度は面会に行かれているそうです。
2日に1回は老犬ホームのブログもチェック。自分の愛犬だけでなく、他の愛犬も見てしまうそうです。
老犬ホームを他の方に勧めるか、Hさんに伺ったところ、
「愛犬とどう過ごすかを決めるのは飼い主。最後まで飼い続けることが望ましいと思う。ただ、私のように、無理に飼い続けることで、愛犬に辛い思いをさせてしまう場合もある。そんな時の選択肢として教えてあげたい」
とおっしゃいました。
続けて、Hさんは実体験を踏まえて、老犬ホームの選び方について、
「老犬ホームは経営者、スタッフの犬に対する想いがあること。そしてブログなどで日々の犬の状況が分かるところを選ぶと良いと思います」
とお話してくださいました。
奥様と過ごした大切な日々とともにある愛犬。
だからこそ、一緒に暮らし続けたいという想い。
でも、仕事をしながらの介護は愛犬を家にひとりで残すことになり、つらい思いをさせてしまうという現実。
苦悩の末に老犬ホームへの預け入れを決断されたHさんでしたが、インタビューでは穏やかな笑顔でした。
今は老犬ホームにいる愛犬を見るたびに感じるそうです。
「元気で幸せそうだな」と。
そんな思いが、Hさんの穏やかな笑顔にさせているんだなと感じた瞬間でした。
全国の老犬ホームはこちら
https://www.rouken-care.jp/facility/
東日本(関東甲信・北陸・東海地方)の老犬ホームはこちら
https://www.rouken-care.jp/area/eastjapan
西日本(近畿・中国・四国・九州地方)の老犬ホームはこちら
https://www.rouken-care.jp/area/westjapan/
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