老犬ホーム訪問記 仙台ニャンワンクラブ
2016.06.01 (老犬ケア)
宮城県仙台市にあるニャンワンクラブへ訪問してまいりました。
ニャンワンクラブはペットホテル、トリミング、ペットシッター、ペットタクシーといったサービスから、老犬・老猫の長期お預かりサービスまで、幅広いサービスを提供する施設です。
これらのサービスは開業当初から想定していたものというよりは、縁に紡がれてきたのものだと、代表の菊池さんは言います。
菊池さんのご両親は、飼料や肥料の卸売業を営まれていました。
「ペットフードを取り扱ってみてはどう」
当時、お付き合いのあった卸問屋さんからの、この一言をきっかけに、ペットフード販売を開始します。
この縁が、菊池さんをペット業界へと導く第一歩となります。
ペットフード販売を始めると、お客様から「旅行など、留守中の犬や猫の面倒見て欲しい」とお願いされ、サービスでお世話する機会が多くなります。
そんな時にお客様からこんな一言をもらいます。
「これだけやってくれているし、ちゃんとを商売にしてはどう?」
お客様のこの一言が、ペットシッター事業を始めたきっかけです。
そうして始めたペットシッターサービス。
そこで出会う犬や猫のなかには、時間をかけてお世話しなければならない子たちも多くいました。
「そんな犬や猫を、理想とする環境でお世話したい」
ペットシッターサービスを続けるなかで、菊池さんのなかでそんな想いが強まり、12年前にペットのお預かりサービスをはじめることになります。
こうした数々の出会いと言葉によって、ニャンワンクラブは今日のように多くのサービスを提供するようになりました。
周囲の人やお客様と紡いできた縁、これが菊池さん、そしてニャンワンクラブの礎になっているのでしょう。
菊池さんはこうおっしゃいました。
「単なるお客様とペットホテルという関係ではなく、飼い主様と私たちスタッフが同じ立場にたって、協力しながらお預かりした愛犬・愛猫お世話をしていきたいのです」と。
そんな菊池さんの一番嬉しい瞬間は、飼い主様からこの一言をいただく時だそうです。
「ありがとう」
まさに飼い主様の喜びこそが、菊池さんのやりがいなのです。
今まで、たくさんの縁に巡り合い、それを大切にしてきた菊池さんだからこそ、感じるものなのでしょう。
そんなワンニャンクラブの高齢犬、高齢猫お預かりサービスには、言葉だけでは語りつくせない、強さと温かさが溢れているのだろうと感じました。
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