ご長寿表彰
2017.11.15 (老犬ケア)
長寿大国の日本では人だけでなく、動物達にも高齢化が広がっていて、犬全体の平均寿命は14.36歳、猫は外に出ない場合は15.81歳、(外に出る場合は13.26歳)と寿命が延びています。
※一般社団法人ペットフード協会 平成28年度調べ
良質のペットフードや医療の進歩、室内飼育という生活環境の変化、ペットの健康維持に対する飼い主の意識の向上が、大切なペットたちに良い影響を与えているようです。
大切な愛犬や愛猫が長生きをしてくれることは、飼い主としてとても嬉しいことであり、ご長寿ペットに一層の愛おしさを感じることと思いますが、そんな想いに応えようと「長寿動物表彰制度」があるのをご存知ですか?
たとえば、公益財団法人「日本動物愛護協会」では、小型犬・猫は18歳以上(中型犬15歳~、大型犬13歳~、超大型犬10歳~など)で存命の老犬・老猫に対して表彰してくれます。
協会のHPから申請書をダウンロードして必要な資料と一緒に申請すれば、ご長寿ペットとして元気に過ごした証を残すことができます。
お住いの都道府県や市町村によっては、獣医師会が動物愛護週間やイベントの中で長寿動物の表彰を行っていて、表彰状や記念品が贈呈されることも。また、ご長寿ペットのフォトコンテストを実施している企業もあり、元気な姿を想い出に残すことができます。
飼い主は少しでも長く、大切なペットと暮らしていきたいと願うと思います。長寿の秘訣にはどんなことがあるのでしょう。
まずは健康な体を作る食事から気を配り、基本的なことですが、人用に味付けをした食べ物を与えず、低糖質で高タンパク質の食事を心がけることが大切です。肥満にも十分注意していきましょう。
そして、健康な体を維持するためには、口腔ケアが欠かせません。毎日歯磨きができれば一番良いのですが、むりなら3日に1度は歯磨きを行い、歯周病菌が体内に入ることを防ぎましょう。歯磨きが難しいようでしたら、口腔内環境を整えるためのジェルやサプリメントを利用すると、口腔ケアにつながります。
老犬をよく観察し、ストレス発散方法を考えてあげるのも飼い主の大切な役目です。
お留守番や悪天候によるお散歩不足やスキンシップ不足など、ストレスの原因はそれぞれにことなりますから、老犬の性格に合わせた発散方法を見つけておきましょう。
また、愛犬と相性がよく、一番良い状態の体調を把握している信頼できる獣医師に、定期的な健康診断をお願いしましょう。
老犬が1日1日穏やかに過ごした先に、ご長寿の表彰が待っているのかもしれません。幸せな毎日が過ごせるよう、愛犬と日々を楽しんでいきましょう。
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