老犬のストレスのサイン
2018.06.06 (老犬ケア)
これからの季節は花火大会や雷など、犬にとっては受難の季節でもあります。
老犬だけではありませんが、犬は理由のわからない大きな音がとても苦手です。聴覚は人の4倍ともいわれる犬にとって、自然現象であっても大きな音は怖い存在で、ストレスになってしまうこともあります。
ストレスサインはわかりやすいものもあれば、よく観察してほしいしぐさもあります。少しでもストレスを軽減できるよう、飼い主として老犬の気持ちをサポートしてあげましょう。
雷や花火が鳴る時は、ある程度準備を整えることができます。
窓や雨戸は締めて、できるだけ音が室内に入らないようにします。ゲージの中が落ち着くワンちゃんであれば、ゲージに入れてタオルなどをかぶせてあげましょう。
尻尾を丸めてブルブル震えて怯えているときは、優しく抱きしめて、毛並みにそってゆっくり一方方向に撫でてあげます。このとき「大丈夫だよ、安心して」と声をかけながら、飼い主の精神的な強さや老犬を守る強い意志をしっかり伝えると、飼い主への信頼関係も増していきます。
パニックになるほど怖がるようでしたら、動物病院で対応を相談しましょう。
軽いストレスでは、来客が来たり、散歩中に立ち話などをしていると、あくびをしたり、体を掻くしぐさをします。ストレスを感じて「落ち着こう」とするときに、生あくびのような仕草をしたり、体を掻いて自分の思い通りになっていないことをアピールするのです。
そんな時も必ず声かけ、「我慢していること」や「待っていること」を褒めてあげましょう。「待っててね」と声をかけ、「良い子ね」と褒めることで、老犬に「良い行動」と伝えることができて、褒められることで待つことができるようになります。
足をずっと舐め続けるときも、ストレスを感じている時です。寂しくて舐める老犬もいれば、退屈で舐める犬もいます。極端な例だと、舐めている部分の毛が剥げてしまうこともあります。過剰なストレスを感じないように、時間がある時であれば、声をかけて優しく撫でたり、散歩に連れ出すなど、イライラとした気持ちを解消してあげましょう。
中には皮膚病の症状として舐め続けることがあるので、舐めている部位がかなり赤くなったり、腫れたり、ベタつきがひどい時には、動物病院を受診しましょう。
部屋の中にいても、気温が暑かったり寒かったりした時や、いつもはない工事の騒音が聞こえるときも、ストレスを感じることがあります。また、テレビの音量に気をつけたり、匂いに敏感な犬にとっては人工的な芳香剤の匂いに気を配ることもストレスの軽減になります。
人と暮らす老犬は、ちょっとした変化にも敏感になりますから、人にも老犬にも過ごしやすい環境をつくって、ストレスのない生活を心がけてみてください。
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