「「ペット保険の乗り換え」その前にしっかり確認を」。【老犬ケア】

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「ペット保険の乗り換え」その前にしっかり確認を

2020.05.12 (老犬ケア)

抱かれる老犬ペットの高齢化を受けてか、最近では年齢条件の緩和されたペット保険などの老犬・老猫に向けた保険商品が増えてきました。このような流れを受けて、ペット保険の乗り換えを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回のコラムではペット保険の乗り換え時の注意点についてお話したいと思います。

主な注意点は以下の4つです。

1.無保険となる期間はないか
2.二重払いにならないか
3.新しい契約では補償されない傷病がないか
4.新しい保険会社が引き受け可能かどうかの確認

1.無保険となる期間はないか

新たに申し込んだペット保険の補償期間が開始する前に、これまでの保険を解約してしまうと、無保険となる期間が生じます。また、新しい保険の補償開始前に発症した傷病は、新しい保険での補償が受けられません。
ペット保険を切り替える際は、契約期間だけでなく、待機期間や補償期間をよく確認し、新しい保険の補償開始までは、これまでの保険でカバーできるようにしましょう。

2.二重払いにならないか

新旧のペット保険の保険期間が重なると、保険料を二重に払うことになります。
それぞれ保険の補償期間であれば、双方から保険金が支給される場合もありますが、上限は治療費のあわせて100%までとなります。また複数加入の場合には、それぞれの保険会社に告知する必要があるので、注意が必要です。

3.新しい契約では補償されない傷病がないか

ペット保険の補償内容がかわることによって、補償されない傷病がないか確認しましょう。既往症等により補償対象外となるケースもあるので、新しい契約をする保険会社によく確認する必要があります。

4.新しい保険会社が引き受け可能かどうかの確認

新しくペット保険を申込んでも、ペットの健康状態によっては引き受け不可、または条件付きでの引き受けとなる場合もあります。新しいペット保険が引き受け可能かどうか確認する前にそれまでのペット保険を解約してしまうと、結果として保険に入れなくなったり、一部の傷病が補償されないなど条件が悪くなってしまう場合があります。
新しいペット保険について、保険会社が引き受け可能かどうかを確認したうえで、それまでのペット保険の解約手続きを行いましょう。

老犬、老猫となればペット保険の利用場面も増えてきます。
保険料や補償範囲を十分に検討することはもちろん、乗り換えによって思わぬ事態を招かないよう注意しましょう。

(医療監修:獣医師 先崎直子

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