施設訪問記 JIMINY-C.CATTERY-MIOKA
2020.12.22
大阪府池田市の老猫ホーム「JIMINY-C.CATTERY-MIOKA」を訪問し、オーナーの當麻さんにお話を伺ってきました。
キャッテリーとは、猫専門のブリーダーのこと。純血種にこだわった猫の飼育・繁殖・販売を行っている施設です。
當麻さんは14年このキャッテリーを運営しており、現在は年間50〜80頭の猫が巣立っていくとのこと。繁殖のために出産する猫は5歳で引退。その引退した猫たちをお世話するついでに、家庭での飼育が困難になってしまった子も一緒に預かったらどうかと思い立ったのが老猫ホームを始めるきっかけになったそうです。
子供の頃から、金魚やヒヨコ、小鳥やハムスター、猫、犬など様々な生き物を飼っていたそうで、結婚当初はドッグカフェを経営していたという當麻さん。入居していた商業施設の都合でドッグカフェを辞めたあと、妊娠していた猫を拾い、産まれた子猫を人に譲った経験から、猫のブリーディングを始められました。
引退した猫やお預かりしている猫たちは、繁殖のための猫たちとは部屋を別にしています。お預かりする猫は基本的には全員が個室に入り、1日に数時間ほどは自由にウロウロできるようにしているとのこと。
日々の生活は、「安心安全に、快適に」を心がけ、5人いるスタッフ全員に可愛がってもらいながら過ごせるようにしているそうです。
お預かり形態は、終生の他にも一時預かりやお助けホームとしても対応可能。猫専門としてやっている施設は少ないため、犬の鳴き声のストレスを受けることなく過ごすことができると好評です。
また、お預かり中、体調面に変化があった場合は飼い主さんに連絡のうえ提携している動物病院の診察を受けることができます。
「老猫の介護や猫の飼育でお困りの方は、とにかく一人で悩まないでご相談ください。」という當麻さん。
「言ってみれば老猫110番みたいな感じですよね。遠方でしたら、電話だけでも全然構いませんし。」
まずは話をしてみることで、飼い主さんも自分の気持ちが整理でき、前向きな気持ちになれることもあるのだそう。預かり費用などについても、率直に相談してもらえれば柔軟に対応可能とのこと。
キャッテリーとして當麻さんがこだわっているのは、質の良い猫を飼い主さんに届けるということ。飼い主さんに喜んでもらって、巣立っていった猫たちを末永く可愛がってもらいたいという想いがあります。
老猫ホームの方でも一人の愛猫家として、とにかく一匹でも多くの猫たちが幸せに過ごせるようにお手伝いしたいと當麻さんは日々活動しています。
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