「頻度は?グッズは?犬の耳掃除の正しいやり方を解説」。【老犬ケア】

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頻度は?グッズは?犬の耳掃除の正しいやり方を解説

2021.02.18 (老犬ケア)

床に伏せる老犬犬の耳掃除は耳の病気を予防するためにも大切なケアです。普段から耳の中を清潔に保つことで、細菌などを原因に炎症やかゆみを起こす「外耳炎」を防ぐことにもつながります。
そこで今回は、犬の耳掃除の頻度ややり方について解説していきます。

■耳掃除の頻度は?

耳の中の汚れやすさによって、耳掃除の頻度は多少変わってきます。
例えば、耳が垂れ下がっている犬や耳の中に毛がたくさん生えている犬は耳掃除の頻度があげた方がベター。基本的に健康的な犬の場合、週1〜2回を目安に行うとよいでしょう。

しかし、そもそも動物の耳には自浄作用があります。耳垢は体から自然に発生する自然な油分であり、ホコリや汚れから耳の中を守ってくれる働きがあるのです。さらに体を動かす動作に合わせて、耳垢は自然と体外に排出される仕組みになっているため、むやみやたらに掃除する必要はありません。清潔に保つことは必要ですが、逆にやりすぎにも気をつけましょう。

■犬の耳掃除の手順

【準備する耳掃除グッズ】
●コットン
耳の中の汚れを拭き取るために使用します。

●洗浄液(イヤークリーナー)
耳道を洗浄するための洗浄液。市販のものでも構いませんが、まれに体質に合わないこともあるため、動物病院で販売されている洗浄液を準備した方が安心でしょう。

【耳掃除の手順】
(1)耳の付け根をめくり、耳の中に洗浄液を注ぎ込みます。使用量を守り、直接耳の穴の奥にゆっくり注ぎ込みます。
(2)洗浄液を入れたら、汚れを浮かせるために耳をめくり耳の付け根をやさしく10回ほどもみます。
(3)耳の中にある洗浄液と浮き出た汚れをコットンで拭き取って完了。


■犬の耳掃除を行う際の注意点

【力の入れすぎに注意しましょう】
強い力でこすると、耳道を傷つけ「外耳炎」を引き起こす恐れがあります。目に見える範囲をやさしく手入れしましょう。

【綿棒は耳の奥まで入れない】
愛犬の耳を清潔に保つことは大切ですが、耳の奥まで綿棒でほじることはやめましょう。逆に耳の奥に汚れを押し込んでしまうことにもなりかねません。
普段のお手入れは指が届く範囲で清潔なコットンなどで汚れを拭き取る程度にとどめておきましょう。

【洗浄液を使う時はあらかじめ病気の有無を確認】
内耳に炎症がある場合、洗浄液を耳の奥に注ぎ込むことにより炎症を悪化させる恐れがあります。使用前にはかかりつけの獣医に相談し、病気の有無を確認してから使用するようにしましょう。

◾️まとめ

正しい耳掃除は病気予防になりますが、やりすぎはかえって耳のトラブルを引き起こす原因にもなってしまいます。
耳掃除を行う際は事前に獣医に相談したうえで、愛犬にあったやり方でケアをしてあげることをおすすめします。

(医療監修:獣医師 先崎直子

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