愛犬と楽しみたい!食べていい秋の味覚と与え方
2021.09.17 (老犬ケア)
秋は美味しい食材が豊富に揃う季節。せっかくなら愛犬と一緒に楽しみたいですよね。
もちろん飼い主さんと一緒に食べられる旬の食べ物がある一方で、与え方には注意が必要です。
そこで今回は、犬が食べていい秋の味覚と適切な与え方について解説します。
■ 梨
成分の90%が水分でできている梨は水分補給ができる食べ物です。空気が乾燥しやすい秋に適した秋の食材です。皮や芯、種は取り除いて与えましょう。
しかし食べ過ぎは体を冷やしてしまいます。なかにはウンチが柔らかくなることも。一日に与える量は小型犬なら20gを目安に、小さくカットして様子を見ながら与えましょう。
■ 柿
ビタミンCやβカロチンが豊富に含まれる柿は抗酸化作用が高く、愛犬の健康をサポートしてくれる優秀な食べ物です。柿の種や皮は取り除き、小さく刻めば生のまま与えることもできます。しかし青いものや硬いもの、渋柿は避けましょう。
食べすぎると体が冷えて下痢を引き起こしやすいため、与える量には注意が必要。小型犬に一日に与える量の目安は15gです。
■ さつまいも
茹でる、焼く、蒸すなど、幅広い調理方法で美味しくいただけるさつまいも。主成分は炭水化物なのでエネルギー源になるだけでなく、抵抗力を高めるビタミンCやビタミンEが豊富に含まれています。さらに食物繊維も豊富なので、便秘がちな愛犬の腸内環境を整えてくれるでしょう。
小型犬に一日に与える量の目安は15g。糖質が高く与えすぎは肥満の原因となるため注意が必要です。生で食べると消化不良を起こすため、必ず加熱して与えましょう。
■ さんま
秋に旬を迎える代表的な魚であるさんまは、老化を予防するDHAやEPAが豊富に含まれています。犬に与える際は、塩は振らず必ず加熱しましょう。骨がのどや歯茎に刺さってしまうことがあるため、与える前に小骨をしっかり取り除き身だけ与えましょう。
見た目以上にカロリーが高い魚なので、与える場合はトッピングやおやつ程度に。小型犬に一日に与える量の目安は10gです。
■ 鮭(サーモン)
抗酸化物質「アスタキサンチン」を含む鮭は免疫力低下を防ぎ、アンチエイジングにも効果的と言われています。しかし一方でほかの白身魚と比べて脂肪分が多くカロリーが高めなので注意が必要。鮭のハラスのような脂が多い部分は避けて与えましょう。また、寄生虫による食中毒のリスクがあるため、必ず加熱してください。
さんまと同様に、小型犬に一日に与える量の目安は10gとし、人間用に塩分が多く含まれた加工品は与えないようにしましょう。
◾️ まとめ
今回ご紹介した食材は愛犬も楽しめるものばかりをピックアップしています。しかし持病を持っている犬はどの食材も必ず獣医師に確認してから与えるようにしてください。
(医療監修:獣医師 先崎直子)
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