冬の散歩も快適に!今から始めたい愛犬の冬支度
2021.11.30 (老犬ケア)
寒い冬は散歩に行くのも億劫になったり、寒さで寝付きが悪くなったり、愛犬も冬ならではの問題を抱えがちです。愛犬が少しでも快適に冬を過ごせるよう、寒さ対策を行う飼い主さんも多いかもしれませんね。
今回は、冬に向けて取り組みたい愛犬の冬支度をご紹介します。
■ 寒さに負けない!冬の散歩対策
寒い冬は愛犬も散歩に行きたがらないことがあります。とはいえ、健康面を考えて散歩に連れ出したい飼い主さんがほとんどでしょう。そこで、愛犬が冬の散歩を快適に楽しめるようなアイデアをご紹介します。
【防寒着を身につける】
保温効果のある防寒着を着用させることで、愛犬も外に出やすくなります。
近頃では防寒着の種類はさまざまあり、ウィンドウブレーカーやダウンベスト、ニットなどおしゃれなデザインが揃っています。
冷たい路面を歩きたがらない場合は、靴・靴下を履かせることも効果的でしょう。
【日差しのある時間帯にでかける】
冬は早朝や夕方以降の冷え込みが強く、人間でさえ外に出かけるのが負担になります。そのため冬の散歩時間はなるべく日差しのある時間帯を選びましょう。
日中に太陽の光を浴びることで自律神経も整い、体調にもよい影響が生まれます。
◾️ 快適に過ごせる!室内の寒さ対策
冬は室内であっても寒さを感じるものです。特に飼い主さんの留守中の寒さ対策が課題になります。なるべく電気を使わずできる室内の寒さ対策をご紹介します。
【湯たんぽを活用】
寝床に入れて温める湯たんぽは電気を使わず長時間保温効果を持続できます。湯たんぽにタオルや厚手のカバーを巻くと温かさが長持ちしますし、低温やけど対策になります。
電子レンジで温めるタイプの湯たんぽは手軽に使えますが、愛犬が中身を誤食しないよう注意が必要です。
また、寝たきりで動けない場合は、同じ場所に長時間湯たんぽがあたらないように気をつけましょう。
【関節のトラブル】
冬は外に出るのが億劫になり、運動不足に陥りがちです。運動不足により筋肉が衰え関節を支えられなくなると、関節を痛めやすくなります。さらに痛みを感じる末梢神経は寒さでいっそう敏感になり、関節の痛みを悪化させることにもつながるでしょう。
【床に断熱材を敷く】
サークルの下に断熱材を敷くと、床からの冷気が遮断され、底冷えを防ぎます。
断熱材は段ボールやアルミシート、発泡スチロールで手作りできます。断熱材を床に設置したら、その上にベッドやマットを置いて完成です。
【ブランケットを活用】
普段ハウス内に薄手のタオルなどを入れているなら、冬場はフリースのような毛足の長いブランケットに替えてあげるとよいでしょう。さらにハウスをおおうようにブランケットをかぶせることで冷気が入り込むのを防ぎます。
【ドーム型ベッドの活用】
ベッドがドーム状の形をしたドーム型ベッドは、熱を逃さず保温効果があります。冷気を遮断してくれるため冬の寒さ対策として効果的でしょう。だたし湿気がこもりやすく、においもこもりやすいため、丸洗いできるタイプや窓付きのものがおすすめです。
◾️ まとめ
冬の寒さは人間にとっても辛いものです。
犬の中でも被毛の構造が一層タイプのシングルコートと二層タイプのダブルコートの犬種がいます。トイ・プードルやヨークシャテリア、マルチーズなどのシングルコートは寒さに弱いため、寒さ対策はしっかり行ってあげましょう。
(医療監修:獣医師 先崎直子)
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