犬の生活習慣病に注意!気を付けるべきポイントを紹介
2022.11.18 (老犬ケア)
室内飼いの増加やドッグフードの普及などにより、犬の生活環境は昔と比べて大きく変化し、近年「生活習慣病」になる犬が増加しています。
生活習慣病とは、日頃の生活習慣が発症のきっかけとなる病気の総称です。人間と同様、犬も食生活や運動不足などの習慣が、肥満をはじめとする生活習慣病を招くと言われています。
そこで今回は、犬の生活習慣病について、病気の種類や気を付けるべきポイントとともに解説していきます。
■ 犬の生活習慣病の原因
犬の生活習慣病の原因には、「運動不足」「高カロリーの食事」「ストレス」「歯磨きができていない」などが挙げられます。
特に運動不足や高カロリーの食事は代表的な生活習慣病である肥満につながります。肥満が他の生活習慣病を引き起こすこともあるため注意しましょう。
■ 代表的な生活習慣病
犬にみられる代表的な生活習慣病をご紹介します。
【骨や関節の病気】
運動不足は骨や関節を弱らせ、激しすぎる運動も骨や関節を痛めやすくなります。
また、肥満も骨や関節に負担をかけます。骨や関節の病気は、悪化すると歩行が困難になることもあるので注意が必要です。
【肥満】
運動不足や高カロリーな食事が肥満の原因となります。
肥満は骨や関節の病気・糖尿病・心臓病などほかの病気を引き起こすこともあります。
【心臓病】
肥満になると、以前よりも心臓に余計な負荷がかかるため、心臓病になりやすくなります。
心臓病で心臓の機能が低下すると、正常な血液の循環ができなくなります。
【歯周病】
歯磨き不足による歯垢や歯石は歯周病の原因に。歯周病になると、出血や口臭、食欲低下、歯が抜けるといった症状がみられます。
歯周病菌がきっかけとなり、心臓病や肝臓病、腎臓病へ進行することもあるため注意が必要です。
【糖尿病】
糖尿病は、インスリンの分泌量が低下することで起こる病気です。
遺伝的な要因が関係している場合も多くありますが、肥満やストレスの生活習慣が原因になることがあります。
【がん】
遺伝的な要因が関係している場合も多くありますが、栄養の偏った食事や、運動不足などもがんを招く要因のひとつと考えられています。
■ 犬の生活習慣病を予防するためのポイント
生活習慣病を防ぐために以下のことに気をつけてみましょう。
◯ ポイント1:適度な運動
運動不足にならないよう散歩に連れて行きましょう。肥満を予防する以外にも、ストレス解消の効果もあります。
◯ ポイント2:適切な食事
栄養バランスのとれた食事を与え、食事やおやつの与えすぎには注意しましょう。
ご褒美に食べ物をあげる場合は、食事量を調整するとカロリーオーバーを防ぐことができます。
◯ ポイント3:ストレスをためさせない
ストレスをためると免疫力が下がり病気のリスクが高まります。適度にコミュニケーションをとったり運動をしたりすることで、愛犬のストレス解消につながります。
◯ ポイント4:歯磨きをする
虫歯や歯周病を予防するため、毎日歯を磨くようにしましょう。
◾ まとめ
愛犬には、適切な生活習慣を身に着けて心身ともに元気で長生きしてほしいものです。飼い主さんが正しい生活環境を知り、若いうちから管理してあげましょう。
また、動物病院は病気の治療だけでなく、生活習慣の改善や病気の予防などもサポートしてくれます。愛犬の生活習慣で気になる点があれば、かかりつけの動物病院に相談してみることをおすすめします。
(医療監修:獣医師 先崎直子)
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