「犬が苦手な匂いは?体調への影響について解説」。【老犬ケア】

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犬が苦手な匂いは?体調への影響について解説

2022.12.19 (老犬ケア)

舌を出す老犬犬は嗅覚が非常に発達していることで有名です。一般的には飼い主さんの匂いを好むと言われていますが、苦手な匂いはあるのでしょうか?

今回は、犬が苦手な匂いについて、その理由や体調への影響を解説します。

■ 犬が苦手な匂いは?

一般的に犬が苦手な匂いをいくつかご紹介します。

【化学物質】
犬は化学物質の強い刺激臭が苦手です。人工的な匂いは自然に存在しないため、異臭と感じます。
強い匂いは体調不良を引き起こすこともあるので、次のものを使うときは配慮しましょう。

・化粧品
・香水
・マニュキュア
・殺虫剤
・整髪スプレー
・柔軟剤

【ハーブ】
匂いの強い葉野菜やハーブは犬にとって苦手な匂いです。
特に香りの強いタイムやラベンダー、セージ、レモンバーム、ローズマリー、ミント、ワサビなどは苦手な犬が多いようです。

【酢】
酢の匂いは、嗅覚が優れた犬にとってはかなりの刺激臭となります。
しつけや犬除けとして使われることもあります。

【香辛料】
刺激が強い以下の香辛料も犬は苦手です。
・胡椒
・唐辛子
・山椒など
これらで味付けされた人間用の食事は与えないようにしましょう。食べてしまうと下痢や嘔吐を引き起こす場合もあります。

【アルコール】
犬はアルコールを体内で分解できず、誤って飲むと中毒を起こす危険性があります。
匂いだけでも酔ってしまうことがあるため、アルコール度数の強いお酒を飲むときは愛犬の抱っこは控えたほうがいいかもしれません。
また、アルコール消毒後の手に反応することもあります。

【タバコ】
犬は、タバコの煙でむせてしまいます。受動喫煙のほかに誤飲の危険性もあるので、タバコを吸う飼い主さんは喫煙場所や吸い殻の処理に注意しましょう。

■ 苦手な匂いで体調不良になることも

匂いに敏感な犬にとって、苦手な匂いは大変苦痛に感じます。
苦手な匂いは、ストレスを感じるだけでなく体調不良につながることもあるため注意が必要です。できるだけ愛犬から遠ざけるようにしましょう。

犬が苦手な匂いをかいだときは、以下のような様子がみられます。

・匂いがするものに寄り付かない
・鼻水
・咳やくしゃみ
・涙
・元気がない

◾ まとめ

人間にとっては良い匂いでも、犬にとってはストレスや体調不良につながることがあります。嗅覚が非常に発達している犬は、苦手な匂いに敏感に反応する場合もあるでしょう。

老犬は普段からストレスを感じやすいため、過度なストレスのない飼育環境を整えてあげたいものです。特定の匂いを嗅いだときに愛犬の様子に変化があるようなら、注意して観察するようにしましょう。
匂いによる体調不良を起こしたら、早めに動物病院に相談することをおすすめします。

(医療監修:獣医師 先崎直子

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