犬の寝相が変化!考えられる原因について解説
2023.11.06 (老犬ケア)
犬はさまざまな寝相で睡眠をとります。愛犬の寝相が以前と変わった場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。
老犬は、身体的な変化や病気、環境の変化、ストレスなどから眠りの質や寝相に変化が出ることがあります。
今回は、犬の寝相が変化した場合に考えられる原因について解説します。
■ 一般的な犬の寝相は?
一般的に犬にみられる寝相をいくつかご紹介します。
【横向きで丸まって眠る】
多くの犬がこの姿勢で寝ます。背中を丸めて、脚をたたんで寝ることが多いです。犬にとって比較的リラックスしやすい姿勢の一つです。
【手足を投げ出して横向きで眠る】
犬にとって寝心地の良い快適な姿勢です。リラックスしているサインと言えるでしょう。
【お腹を丸出しにして仰向けで寝る】
「へそ天」と呼ばれ、完全にリラックスしているときに見られます。
愛犬の寝相はどのタイプでしょうか?犬の寝相はさまざまで、個性が出るかもしれません。
■ 愛犬の寝相が変化!考えられる原因とは?
「普段は横向きで寝ていたのに、最近は立ったまま眠るようになった」など、以前とは寝相が変わった場合、体調に何かしらの変化があるのかもしれません。
寝相が以前と変わったと感じるときは、注意深く観察してみましょう。
【立ったまま眠る・前かがみで眠る】
呼吸器疾患などで呼吸が苦しい可能性があります。
【首を伸ばして眠る】
警戒心が高いときにとられることが多い姿勢です。あまりリラックスしている状態ではありません。
【祈りのポーズ】
犬が前肢を伸ばして腰を上げた体勢で祈るように寝ている場合、犬が腹痛を感じているかもしれません。すい炎などの体調の異常に注意が必要です。
すい炎になると下痢や食欲不振、発熱などの症状がみられるため、早めに獣医に相談してください。
【四肢を開いて眠る】
睡眠中の呼吸が速い場合は、暑がっている可能性があります。暑がっている様子がみられたらエアコンで室温を調節してあげましょう。
熱さに弱い犬種や、肥満気味の犬は特に配慮してあげましょう。
老犬は、年齢による身体的な変化や病気、環境の変化、ストレスなどから眠りの質や寝相に変化が出ることがあります。
また、睡眠の変化によってベッドから落下してしまうこともあります。飼い主さんと一緒にベッドで寝ている場合は落下防止の対策もしておくと安心です。
◾ まとめ
犬の寝相はさまざまで、心理状態や健康状態によっても変化がみられることがあります。愛犬の寝相に変化がみられたら、睡眠時間や普段の様子、健康状態について観察してみましょう。
寝姿に違和感がある場合は、獣医師に相談してみましょう。
(医療監修:獣医師 先崎直子)
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