老犬と自宅で水遊びをしよう!
2024.07.19 (老犬ケア)
暑さが激しい昨今の夏、熱中症を避けるために日中の外出が難しい日もあります。
そんなときは暑さを凌ぐために、愛犬と一緒に水遊びをしませんか?
今回は、気軽に自宅でできる水遊びについて、注意点と合わせてご紹介します。
■ 老犬が水遊びをしてもいい?
老犬にとって水遊びには多くの利点があります。
ある程度の深さがあるプールなどの場合、浮力と水の抵抗によって関節に負担をかけずに筋力を鍛えることができます。関節に不安のある老犬にとって、良いリハビリ環境となるでしょう。
外出を控えがちになる暑い日中は、自宅の外での水浴びだけでも非日常を味わうことができます。いつもと違うイベント感が、老犬の脳に良い刺激を与えるでしょう。
また、老犬にとって遊ぶことそのものが、さまざまな面で重要です。運動や脳への刺激、そして一緒に楽しむ飼い主さんとの交流が大きな喜びとなります。
■ 自宅でできる水遊び
必ずしも犬が遊べる室内プールや川や海といった自然環境が近くにあるわけではありません。気軽に自宅でできる水遊びを楽しんでみましょう。
◯自宅の外で水遊び
お庭やベランダに愛犬の大きさに合うタライやビニールプールなどを出し、脚が浸るくらいの水を入れて使用します。外の風や香りを感じながら水遊びをすることができます。
スペースに余裕がある場合は、シャワーを使って全身に水を浴びせることもできます。
◯自宅の浴槽で水遊び
一番手軽に簡単にできる水遊びは、自宅のお風呂場です。水を掛け合ったり、シャワーを使ったり、思いっきり全身を濡らす事ができます。遊んだついでにシャンプーをして、さっぱりすることもできます。
◯水鉄砲やジョウロ、ホースで散水
自宅の外でも内の浴室でも、水鉄砲やジョウロ、ホースといったアイテムを活用しましょう。ちょっとしたおもちゃを使って遊ぶことで、水しぶきを浴びることができます。
■ 水遊びをするときに注意したいこと
・水分補給
こまめに水分を補給することで、脱水症状を回避します。水で遊んでいると忘れがちになりますが、体を動かすと暑さで水分が奪われます。水遊びで涼しく感じても、熱中症には注意が必要です。
・水や体毛の飛散
ご近所や通行人に、水しぶきや体毛が飛散しないように注意しましょう。ベランダや庭で遊ぶ際には、シェードや塀で囲われた場所にするなど、配慮が必要です。
・被毛をしっかり乾かす
濡れた被毛を放っておくと体の冷えにつながります。体調を崩してしまいかねませんので、水遊びの後はしっかり乾かしましょう。
■ 最後に
水に浸かるのが不安な犬の場合は、無理に水遊びをさせないようにしましょう。水に対する不安やトラウマが残らないように配慮が必要です。
水を怖がる犬は普段散歩から帰ってきたときに水やぬるま湯に足を浸けて洗い、水に対する恐怖をなくしていくとよいでしょう。
飼い主さんも愛犬と一緒に水遊びを楽しんで、笑顔いっぱいの夏の思い出を作りましょう!
(医療監修:獣医師 先崎直子)
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