小笠原 裕美 (オガサワラ ヒロミ)
わが子のように大切に育てているミニチュアダックスが、ある日腰椎ヘルニアになり後ろ足が動かなくなってしまった姿を見て、とてもショックを受けました。
治療が効いて動けるようになりましたが、後ろ脚が動かない数日間の不安な思いは忘れられません。何より、そのころは私が日中仕事で家を出なければならず、そばで介護できないことが悔しくて悲しくて、家で過ごすようにケアできる場所を作りたいと思い、セタを開業しました。
私自身、看護師として20年以上働き、たくさんの人の最期にも関わらせて頂くなかで、穏やかに過ごす一日がとても大切で、安心できる場所でいつもの一日を過ごすことが高齢になったときに一番大事なんだと感じています。
ワンちゃんにとってもそれが一番なことに変わりないと思います。大切な家族のワンちゃんのお世話が都合によって出来ずにつらかったり、介護が必要なわんちゃんを一人で看ていることが不安、そのような方のお力に少しでもなりたいと思っています。